March 25, 2012
March 25, 2012
フィアット・アバルト1000TCR
今日はとっておきの車を紹介しようと思います
去年の10月にミュゼオ御殿場で開催された
アバルトデイズ2011で撮影してきました
フィアット・アバルト1000TCR
明らかに後付け感満点のフロントバンパーが
不恰好に見えるかも知れないですけど
この車はとんでもないマシンなんですよ
左側面
フロントフェンダーとタイヤの隙間の多さは
現代の感覚からすると違和感を感じてしまいますね
因みにフロントバンパーの中には
ラジエターとオイルクーラーが内蔵されてます
AVON(エイボン)ACB9オールウェザータイヤ
このイギリスの老舗タイヤメーカーは日本人には
ほとんど馴染みがないですが、国際F3000とかにも
ワンメイクタイヤを供給してたりとモータースポーツ色が強い
気がします昔の漫画「F(エフ)」で初めて知りました(^^;)
アバルトに限らず往年のスポーツカーやレーシングカーが
現代の角ばったSタイヤなどを履いてると
見た目に違和感を感じることもあったりするんですよね
その点このタイヤはいかにも当時のバイアスタイヤって感じの
形状とトレッドパターンをしていて雰囲気満点です
大きく張り出したオーバーフェンダー
カンパニョーロホイール
このラインがたまりませんよね
後ろに回るとリヤフードが開きっぱなしで固定されてるのが
わかりますけど、
もうフードを閉じて走らせることなんて考えてませんね(^^;)
因みにこの開けっ放しで固定されてるのは
冷却効果よりも空気抵抗の低減を狙ってのことだそうですよ
この車はテスタ・ラディアーレと呼ばれる半球形燃焼室の
クロスフローヘッドを持つエンジンが搭載されています
登場した当初、982ccで60馬力ほどだったエンジンも
ラディアーレヘッドなど様々な進化を遂げて
最終的には110馬力以上を絞り出してたそうなので
そのスペックに只々驚くしかないですよね
600kg弱という軽量ボディなども相まって
60〜70年代のETC(ヨーロッパ・ツーリングカー選手権)などで
並み居るライバルをバッサバッサなぎ倒して暴れまわったので
ピッコロモンスターとか言われてたそうです因みにTCRとは
「トゥーリズモ・コンペティツィオーネ・ラディアーレ」の略で
テスタ・ラディアーレを搭載したレース用ツーリングカー
という意味だそうです
運転席
昔のバケットシートにしてはホールド性は良さそうですよね
ホントにいいものが見れました
一度でいいからこの車を間近で拝んでみたい
という一心でわざわざ御殿場まで出張った
甲斐があったというものです
前回書いたアバルトデイズの記事はコチラ
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